ジェルネイルでアレルギーが出たら?症状・原因と、それでもネイルを続ける方法
「ジェルネイルをしてから、指先がかゆい」
「爪のまわりが赤くなって、皮がむけてきた」
「ネイルをお休みしても、なかなか治らない」
そんな症状に心当たりはありませんか。
こんにちは。神戸市西区・西神南のネイルサロン Rapi organic nail です。ネイリストとして17年、たくさんのお客様のお爪を見てきました。
そのなかで、「アレルギーが出てしまって、他のサロンで断られた」というご相談を受けることが年々増えています。
この記事では、ジェルアレルギーの症状と原因、そして「もうネイルはできない」とあきらめてしまう前に知っておいてほしいことをお話しします。
ジェルアレルギーとは?よくある症状
ジェルアレルギーは、ジェルネイルに含まれる成分に対して起こる接触皮膚炎の一種と言われています。
よく見られるのは、次のような症状です。
- 爪のまわりがかゆい、ヒリヒリする
- 指先が赤くなる、腫れる
- 爪のまわりに水疱(水ぶくれ)ができる
- 爪が剥離する(爪が爪床から浮いて剥がれてくる)
- 皮がむける、ひび割れる
- 爪の表面がデコボコになる
なかでも、爪の剥離と、爪のまわりの水疱は、ジェルアレルギーのご相談で実際によく見られる症状です。
症状が出るのは、必ずしも施術の直後とは限りません。 何度かジェルネイルを重ねたあと、ある日突然あらわれることもあると言われています。「今まで平気だったのに」という方が多いのは、そのためです。
また、手だけでなく、顔やまぶた、首など、手で触れた場所に症状が出ることもあります。
💡 かゆみや腫れが強いとき、症状が長引くときは、まず皮膚科を受診してください。 ネイルサロンは診断や治療を行う場所ではありません。この記事も、診断に代わるものではありません。
なぜ起きるの?主な原因と言われていること
ジェルアレルギーの原因としてよく挙げられるのが、ジェルに含まれるアクリレート・メタクリレートという成分です。
とくに関係が深いと言われているのが、次の3つです。
1. 未硬化のジェルが皮膚に触れること
ジェルはライトを当てて固めますが、きちんと硬まりきっていないジェルが皮膚に触れると、成分が浸透しやすくなると言われています。
爪のキワにジェルがはみ出したまま固めてしまう、ライトを当てる時間が足りない、といったことが積み重なると、リスクが高まると考えられています。
2. 削りすぎによる皮膚のバリア低下
ジェルの持ちをよくするために爪の表面を削りますが、削りすぎると爪が薄くなり、皮膚のバリア機能が下がります。 その状態で成分が触れると、影響を受けやすくなります。
3. オフのときの溶剤による乾燥
ジェルを落とすときによく使われるアセトンという溶剤は、皮脂を強く奪います。 毎回これを繰り返すことで指先が乾燥し、荒れやすい状態になっていきます。
一度出てしまったら、もうネイルはできないの?
ここが一番気になるところだと思います。
ジェルアレルギーは、一度発症すると体質として残ることが多いと言われています。 「しばらく休めば元通り」とは限りません。
ただ——「だからネイルを一生あきらめるしかない」ということではありません。
当店では、アレルギーの原因になりやすいと言われている成分を含まないジェルをベースに使うことで、アレルギーをお持ちの方にもネイルを楽しんでいただいています。詳しくは次の章でお話しします。
症状が落ち着いてから、切り替えるという方法
これは実際にあったお話です。
アレルギーの症状が出てしまったあと、まずはしっかり症状が落ち着くのを待ってから、ジェルをアレルギー対応のものに切り替えたところ、その後は症状が出ていないというお客様がいらっしゃいます。
大切なのは順番です。症状が出ている最中に無理に施術をするのではなく、
- まず皮膚科で診てもらい、症状を落ち着かせる
- 落ち着いてから、負担の少ないジェルに切り替えて様子を見る
という進め方をおすすめしています。
※ 症状の経過には個人差があります。同じようにすれば必ず症状が出なくなる、というものではありません。治療を目的としたものでもありません。まずは皮膚科の受診を優先してください。
Rapiでの3つの対応
当店では、アレルギーが心配な方に向けて、次のような対応をしています。
1. HEMAフリー・10フリーのジェルを、ベースに使う
これが当店のいちばんの特徴です。
ジェルネイルでアレルギーの原因になりやすいと言われている代表的な成分が、3つあります。
| 成分 | 言われていること |
|---|---|
| HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート) | アレルギーを最も起こしやすいとされる代表的な成分 |
| アクリル酸 | 皮膚への刺激やアレルギーの要因になるとされる成分 |
| アクリル酸イソボルニル(IBOA) | アレルギーへの配慮から除外されることが多い成分 |
当店がベースに使うジェルは、この3つをいずれも含みません。
それだけではありません。このジェルはジェルアレルギーのことを考えて開発された「10FREE」——つまり、次の10成分がすべて不配合です。
アレルギーに関わるとされる成分
- HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)
- アクリル酸
- アクリル酸イソボルニル
その他、お肌に負担をかけるとされる成分
- ホルムアルデヒド(禁止成分)
- ホルムアルデヒド樹脂
- フタル酸ジブチル
- トルエン
- カンフル
- リン酸トリフェニル
- キシレン
「アレルギー対応のジェルを置いている」というより、はじめからジェルアレルギーのことを考えて作られたジェルを選んでいます。
正直にお伝えします:持ちには個人差があります
いいことばかりではありません。
アレルギーに配慮したジェルは、一般的なジェルにくらべて持ちが短くなる傾向があります。
ただし、これは個人差がとても大きいところです。まったく変わらないという方もいれば、いつもより早く浮いてきたと感じる方もいます。お爪の状態、水仕事の頻度、生活習慣によっても変わります。
そのうえで——当店では、3週間ほどは快適に過ごしていただけるよう、ベース作りと日々のケアのご提案を工夫しながら施術しています。ジェルの性質を、技術でできるだけ補うという考え方です。
とはいえ、「絶対に持ちも変わりません」とは言えません。
「アレルギーのリスクを減らすこと」と「持ちの良さ」は、ときにトレードオフです。どちらを優先したいかも含めて、カウンセリングでご相談させてください。
なぜ「ベース」が大事なのか
ポイントは、爪に直接ふれる一番下の層に、これらの成分が来ないようにするという点です。
ジェルは何層か重ねて仕上げますが、お爪と皮膚にいちばん近いのはベースの層です。ここをアレルギー対応にすることで、負担を減らしています。
追加料金はいただいていません。また、においのきついジェルやアクリルも使用していません。
2. オフを繰り返さない「フィルイン」
ベースを一層だけ残して、デザインの部分だけを付け替える技術です(2回目以降)。
毎回すべてをオフしないので、爪を削る回数も、溶剤を使う回数も減らせます。アレルギーの原因になりやすい工程そのものを減らすという考え方です。
3. 溶剤を使わない機械でのオフ
オフが必要なときも、皮膚が乾燥しやすい溶剤は使わず、機械でていねいに削り落とします。
そして、いちばん大切にしていること
カウンセリングです。
これまでどんな症状が出たか、どのくらいで出たか、今のお肌の状態はどうか。それをうかがったうえで、「ここまではやめておきましょう」という判断も含めてご提案します。
無理にネイルをすすめることはありません。
よくあるご質問
Q. アレルギーがあることを伝えたら、断られませんか?
いいえ。むしろ必ず教えてください。 それを前提に施術方法を組み立てます。当店には「他のサロンで断られた」というお客様が多くいらっしゃいます。
Q. 他店で付けたジェルのオフだけでもお願いできますか?
はい、承ります。「自爪戻し」(4,500円〜)として、オフ+整爪+ケア+マッサージまで含めて対応いたします。
Q. アレルギー対応ジェルなら、絶対に症状は出ませんか?
そう言い切ることはできません。 アレルギーの反応には個人差があり、「これなら誰でも絶対に大丈夫」という方法は残念ながら存在しません。
当店ができるのは、原因になりやすい成分を避けたジェルをご用意し、少しずつ様子を見ながら進めることです。不安な場合は、まず1本だけ試すという方法もあります。
Q. HEMAフリーのジェルを使っていますか?
はい。ベースに使うジェルはHEMAフリーです。
正確には、ジェルアレルギーのことを考えて開発された「10FREE」のジェルを使用しています。HEMA・アクリル酸・アクリル酸イソボルニルに加えて、ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド樹脂、フタル酸ジブチル、トルエン、カンフル、リン酸トリフェニル、キシレンの計10成分が不配合です。
「HEMAフリーのサロンを探していた」という理由でお越しになる方もいらっしゃいます。
Q. アレルギー対応のジェルは、持ちが悪いと聞きました
短くなる傾向はあります。 ただ、まったく変わらないという方もいて、個人差が大きいところです。
そのうえで、3週間ほどは快適に過ごしていただけるよう、ベース作りとケアを工夫しながら施術しています。ジェルの性質を技術で補うイメージです。
隠さずお伝えしたうえで、持ちを優先したいのか、負担の少なさを優先したいのか、ご希望をお聞かせください。
Q. 今まさに症状が出ています。すぐに施術できますか?
まずは皮膚科を受診して、症状を落ち着かせることを優先してください。
症状が出ている最中の施術はおすすめしていません。落ち着いてからご相談いただければ、そこから負担の少ない方法をご提案します。急がないことが、結果的に近道になります。
Q. どのくらいの間隔で通えばいいですか?
アレルギーが心配な方には、3週間に1度のペースをおすすめしています。
浮いてきたジェルと自爪のあいだには、汚れや水分が入り込みやすくなります。そのまま長く放置すると、かえってお爪に負担がかかることがあります。
「持つところまで持たせる」よりも、少し早めに付け替えるほうが、結果的にお爪にやさしい——これが、当店が3週間をおすすめしている理由です。
アレルギーの心配がない方の場合は、1か月に1度のペースでお越しになる方が多いです。
まとめ
- ジェルアレルギーは、かゆみ・赤み・爪の剥離・水疱などの形であらわれる
- 未硬化ジェル・削りすぎ・溶剤による乾燥が関係すると言われている
- 一度発症すると体質として残ることが多い
- ただし、原因になりやすい成分を含まないジェルをベースに使うことで、ネイルを楽しんでいる方もいます
- 症状が落ち着いてから切り替える——この順番が大切
- 症状が出ているときは、まず皮膚科へ
「こんな爪でも大丈夫かな」という段階で構いません。お爪の状態やこれまでの症状をうかがったうえで、無理のない方法をご提案します。
ご相談だけでも、お気軽にどうぞ。
Rapi organic nail(ラピオーガニックネイル) 神戸市西区・西神南/完全予約制・女性専用のプライベートサロン 営業時間 9:30〜15:00/定休日 土曜日 西神南駅から徒歩15分・駐車場あり(無料)
ご予約・ご相談は公式LINEから承っています。
※ この記事は施術者としての経験にもとづく情報提供であり、診断・治療を目的としたものではありません。症状がある場合は医療機関にご相談ください。
まずは、ご相談だけでも
「こんな爪でも大丈夫かな」という段階で構いません。
お爪の状態やこれまでの症状をうかがったうえで、
無理のない方法をご提案します。
完全予約制/9:30 〜 15:00/定休日 土曜日(他、不定休あり)